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FPフェア2017で奨学金のセッションが終了しました

住まいのお金専門ファイナンシャル・プランナーの有田美津子です。

 

FPフェア2017で「奨学金(貸与型・給付型)や教育ローンの最新動向について~借り方と返し方のアドバイスポイント~」についてのセッションが終了しました。

 

全国から聴講に来て下さったFPの方たちに感謝いたします。

 

現在大学生の50%以上が奨学金を借りています。またそのうちの8割近くの方が日本学生支援機構の奨学金を借りています。

 

もちろん、奨学金には返さなくてもよい給付型の奨学金もありますが、学生の多くが借りている奨学金は、無利子、有利子の違いこそあれ返還が必要な奨学金です。

 

それが平成29年度から、住民税非課税世帯や生活保護世帯、養護が必要な生徒には返還の義務がない、給付型の奨学金が新設されました。

 

また、返還の方法も従来の定額返還に加え、所得連動型の返還方式も新設されました。また、無利子の奨学金の基準も緩和されています。

 

より借りやすく返しやすい制度に変化していますが、選択肢が増えたことでより制度が複雑化しています。

 

このような状況の中で奨学金を借りる前に、高校や高校のPTA向けにファイナンシャル・プランナーが奨学金の制度や返し方についてのアドバイスを行う「スカラシップアドバイザー」の制度も始まります。

お金のプロフェッショナルとして、奨学金を人生の負の遺産にするのではなく生きたお金になるように、「借りてよかった」と思っていただける人生になるようには、借りる前に何を伝えていかなくてはいけないのか、限られた時間で相談事例を交えながら凝縮したお話をさせていただきました。

私の話を聞いてくださったFPの方たちが、全国で高校生や大学生、その保護者の方たちのご相談にのり、正しい情報を発信していただくことで、幸せな人生を送れる人が一人でも増えることを願ってやみません。

 

奨学金やスカラシップアドバイザーについての詳しい情報はこちらからご覧ください。

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