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家計のコロナ対策12 家計の中のお金のかけどころを見直す

住いのお金専門ファイナンシャル・プランナーの有田美津子です。

 

東京でもやっと新規感染者数2桁の日が続くようになり、自粛は続けながらも少し明るい兆しも見えてきました。しかし、油断は禁物です。生活のスタイルが元に戻れば、すぐさま感染者はまた増えてしまうでしょう。気を緩めたまま冬になれば、2度目の感染ピークが来ることも考えられます。100年前のスペイン風邪でも、2度目の流行の時の死者のほうが多かったとか・・・特効薬ができるまで気を緩めず生活していかなくてはなりませんね。

 

さて、人との接触をできるだけ減らす生活がしばらく続くとすると、生活そのものが変わり、家計の中のお金のかけどころも変わります。

 

週末や長期休暇の旅行やレジャー、外食などにかけていたお金は、オンラインを通じて「家で楽しむ」ことにシフトしてきたことを実感している方も多いのでは??

 

たとえば、映画やライブハウスに使っていたお金はインターネットで映画や音楽を聴ける配信サービスに、外食はテイクアウトやレストランの味を自宅で楽しめる飲食店の宅配代行サービスに。Zoom飲みが流行っているように、人との交流もオンライン化していきそうですね。

 

こうした流れの中で、定額料金を支払うことで一定期間サービスを受けられる「サブスクリプション」という言葉をよく耳にするようになりました。コロナ前から、車や家電、服や装飾品などのサブスクという価値観が認知されるようになってきましたが、コロナの影響で一気に加速されそうです。

 

サブスクだけでなく、日常のお買い物も、スーパーや商店街の三密を避けるため、ネット通販や生協など宅配で日用品を買う動きもさらに広がっています。

 

そして、配達してくださる方への感染防止対策としては、料金の支払いはオンライン決済で、荷物も玄関先においてもらうといった非接触型の方法も増えています。新型コロナの影響で、図らずもオンライン決済も加速する形となっています(笑)(政府のポイント還元施策より効果てきめんです!)

 

急激なライフスタイルの変化によって、家計のお金のかけどころや家計管理の方法も変わります。オンライン決済は非対面でも欲しいものを買うことができる、とても素敵なシステムです。ですが、現金を使い慣れていた人にとっては、いったいいくら使ったのか目に見えにくいというリスクがあります。また、使った日と実際に口座からお金が引き落とされる日に時差があるため、家計管理が難しく感じる人も多いでしょう。

 

実際に、ポイントを集めることに熱中しすぎて、気づいたらキャッシングやリボ払い、カードローンの返済で、家計が回らなくなった、というご相談もあります。

 

オンライン決済が当たり前になれば、家計管理の方法も変わります。ライフスタイルに大きな変化があって、お金の使い道も変わったなあ、と感じている方、この機会に家計管理の方法を考え直してみませんか?

 

家計管理の方法を見直すことで、たとえば、保険や住宅ローンなど大きな固定費の見直しができることに気づくことができるかもしれません。固定費を減らし、通信費やサブスクに家計をシフトしてもよいでしょう。

 

この機会に家計相談したいという方はオンライン相談を受け付けています。

 

詳細は⇒こちらをご覧ください

 

withコロナの家計を一緒に考えましょう。