本年の営業は1月4日(水)10時からとなります。いただいたメールにつきましては、4日より随時返信いたしますのでしばらくお待ちください。
さて、昨年末に日銀の黒田総裁より大規模金融緩和の一部見直しが発表されました。
これを受けて、長期金利の基準金利となる新発10年国債の利回りの上限の目安は、0.25%から0.5%に引き上げられ、長期固定の住宅ローン金利も引き上げが予想されます。
短期プライムレートや無担保コールレートオーバーナイトに影響を受ける変動金利は今のところ政策金利引き上げの影響は受けていません。しかし、35年返済の住宅ローンが一般化する中、返済期間中に変動金利が上昇する可能性は十分にあります。
変動金利が低金利の間に元本をしっかり返済して、金利上昇に耐えられる家計とできるのかどうかが、住宅購入時の金利選択の最重要ポイントとなると思っています。
年末年始を挟んで、住宅購入を検討するお客様のサポートをする中で、2023年の金利選択はますますむずかしく、かつ慎重に行わなくてはならないと気持ちを引き締めています。
住宅購入時には金利だけでなく、将来の収入の不確定さ、物価の上昇、AIなど社会インフラの大きな変化など、不安要素はたくさんあります。
しかし、イデコやNISAの拡大や自由度が増す働き方、住まい方など、時代の流れのよい部分にしっかりと乗って、若い世代には自分自身の力で豊かな暮らしを手に入れてほしいと願ってやみません。
今年も微力ながら、お客様のために役立つ情報を提供したり、住宅購入の資金計画を通して住宅ローンに振り回されない人生を送っていただくために、頑張りたいと思っています。
本年も「住まいのお金相談室」をどうぞよろしくお願いいたします。