50代からの住まいのお金相談室 > お知らせ > 家計のコロナ対策3 家計急変でローン返済が厳しくなったら!

家計のコロナ対策3 家計急変でローン返済が厳しくなったら!

住まいのお金専門ファイナンシャル・プランナーの有田美津子です。

 

家計のコロナ対策第3弾は、住宅ローンなどローン返済に困ったときの対応法です。

 

これは金額が大きいだけに難しい問題です。でも、延滞してしまっては将来にわたって自分の信用に大きな傷を付けるばかりか、最悪家を手放さなくてはなりません。

 

そうなる前に、必ず借入先である金融機関に相談しましょう。

現在はコロナ対策で、特別の相談窓口を設けている銀行もあります。

 

延滞する前に必ず、住宅ローンの返済方法を変更する手続きを行いましょう。

延滞を防ぐ返済方法の変更は大きく3つあります。

 

①返済期間の延長

35年返済を40年返済など期間を延ばして計算し直し、毎月の返済額を減らす方法です。毎月の返済額は減りますが、総返済額は増えます。

 

②一定期間返済額を減額

たとえば1年間だけ返済額を減額する、利息のみの支払いにする、といった方法です。減額期間終了後、返済額が増えます。

 

③ボーナス払いを減らす、やめる、返済月を変える方法

ボーナス払いを50%となどと多く設定していると、ボーナス払いで延滞してしまったら、何ヶ月も返済が滞る可能性があります。6ヶ月延滞が続けば保証会社から一括返済を求められる可能性も!そうならないよう、ボーナス払いを変更する方法です。

 

また、延滞情報は個人信用情報機関に登録され、一定期間は延滞の履歴が残るため、その間新たにローンを借りたりクレジットカードを作ったり、使ったりすることができなくなる場合があります。自分の信用を失わないためにも、延滞する前に、住宅ローンの返済方法の変更を、借入銀行に相談しましょう。

 

コロナの影響で、特別な対策が取られる金融機関もあります。住宅ローンやカードローンの返済で困っている方たちの相談窓口や対応については下記をご覧ください。

 

新型コロナウイルスへの対応について(全国銀行協会)

 

新型コロナウイルス感染症の影響により機構の住宅ローンのご返済にお困りの方へのお知らせ(住宅金融支援機構)

 

【フラット35】月々の返済でお困りになったときは

 

住宅ローンの返済スケジュールを変更する手続きについての詳しい内容は、アルヒマガジンに執筆しています。あわせてお読みください。

 

【新型コロナ】住宅ローン返済が延滞する前に金融機関に相談すべきこと

 

また、住宅ローンの返済や借り換えについてのご相談をオンラインでお受付しています。

 

ご相談のお申し込みはこちらから