住いのお金専門ファイナンシャル・プランナーの有田美津子です。
銀行の営業店の行員向け実践誌「銀行実務」にリバースモーゲージについての記事を執筆させていただきました。
タイトルは「高齢者向け住宅融資の類型と提案のポイント」です。
リバースモーゲージは、自宅を担保にお金を借り、生きている間は利息のみまたは返済を行わず、相続発生時に自宅を売却、または相続人が一括返済を行う融資です。
年金生活者でも自宅の価値に応じてまとまったお金を借りることができ、リフォームや住み替え、建て替え、子どもへの住宅資金援助にも資金が使えます。
また、商品によっては資金の用途を住宅に限らず、生活資金やレジャー資金として使えるものもあります。
これからは、自宅は子どもに引き継ぐものではなく、自分自身のために生きている間に使うもの、が常識となるでしょう。
自宅を売却する、賃貸する以外にお金を借りる、という選択肢が広がりつつあります。
よい面だけでなく、借りられる金額、金利、自宅の価値、配偶者が一人になった時、相続発生時など、様々なリスクを想定し、リスクをヘッジしながら、どのようにお客様にリバースモーゲージを提案していけばよいのか、という注意点についても、具体的な事例をあげながら伝えました。
一般の方にはあまりなじみがない雑誌かもしれませんが、全国の書店やネットでも購入できます。
銀行員向けの実務書だけあって、執筆者は大学教授やシンクタンク、金融機関トップ、弁護士、税理士の先生方ばかりで、執筆をお受けするのに躊躇もありましたが、肩書にあえて「ファイナンシャル・プランナー」と入れてもらいました。
ファイナンシャル・プランナーは生活設計についてトータルでお客様に寄り添って相談ができる唯一の資格だと思っているからです。
リバースモーゲージに係るご相談も増えています。オンライン相談も可能ですので、自宅を生きている間に価値ある資産として活用したい方のご相談をお待ちしています。
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